| カワラザキの手が幽季の下着に触れた。 確かめるように指を動かしたまま、幽季の耳にささやく。 「怖い夢を見て…濡れておるのか」 幽季はカワラザキの胸に顔を埋めたまま首を振った。 「レイプされる夢でも見たか」 鋭い言葉に幽季は身体を硬直させる。 カワラザキはなだめるように幽季の身体を撫で、抱きすくめた。 「忘れさせてやろうな」 幽季はカワラザキにしがみつき小さくうなずいた。 寝室にはくちゅくちゅと湿った音がかすかに聞こえ、それに幽季の喘ぎが混じっていた。 秘裂を広げられ、孔に指を出し入れされながら舌で肉芽を嬲られる。 「は…ぁ…ん…」 幽季はもう先ほどの悪夢など忘れたように、艶かしい表情で喘ぎながら腰をくねらせていた。 「じいさま…お願い…もう…ちょうだい…」 「ふふ、無理やり起こされたようなものだからのう、しばらく時間がかかるわい」 じいさま、などと呼ばれてはいるがカワラザキは決して老人ではない。 わざとこうして幽季を焦らし、じわじわと責めているのだ。 「や…ぁ…私…私、もう…我慢できない…ッ」 「イキたいのならイッてかまわんぞ？」 口の周りを淫汁で濡らしたカワラザキが笑う。 幽季は切ない表情で首を振った。 「欲しいの…」 「なにを？」 「ゆ、指よりおっきな…」 カワラザキは手を止め、伸び上がって幽季の鼻先に己の男根を突きつけた。 「これかな？」 幽季は返事もせずに口を開け、両手で男根をつかむと飢えたようにむしゃぶりついた。 幽季の小さな口には到底咥えられそうもないそれに、舌を這わせ先端に吸い付いて勃たせようと 必死になる。 切ない目でカワラザキを見ながら、裏筋から先端のくびれに向かって舐めあげた。 「もういい、幽季」 カワラザキは幽季の手から男根を取り上げると細い腰を抱えた。 男根を愛撫しているあいだも滴っていた淫汁まみれの孔に男根を挿入する。 「あはぁッ！」 子宮口にまで深く差し込みいったん引いては、次に緩々と中ほどまで差し込む。 「あんッ…あんッ…」 背をのけぞらせ、カワラザキの腕をつかんで幽季は激しく身悶えた。 その幽季の浮いた腰に手を回し、カワラザキは探り当てた後ろの孔をも指で撫で回した。 伝ってきた淫汁で指を濡らし、後ろの孔を蹂躙する。 「う…うう…ダメぇ…お、お尻…許してぇ…」 「ふふ、いやか？」 「あ…ああ…そんなことしたら…お尻にも欲しくなる…ぅ」 カワラザキは笑い、サイドテーブルの引き出しから大人の玩具を取り出してきた。 「幽季は欲張りじゃな…どっちの孔にも欲しいというんじゃろ」 専用のローションを玩具に塗りたくり、尻の割れ目をこじ開ける。 そのまま窮屈な孔にあてがい軽く力を入れただけで、玩具は幽季の内部に侵入していった。 「ん…はぁッ！」 玩具のごつごつとした感触が、薄い皮膚を通してカワラザキの男根にも伝わってくる。 そして両方の孔を犯される快感に幽季は、激しく泣きじゃくりうわごとのようなものを口走る。 「ダメッ！死んじゃう…気持ちよくって、死んじゃうッ！」 カワラザキの男根を激しく締め付けると同時に、全身を小さく痙攣させて達してしまった。 シャワーを浴びて戻ってくると夜明けが近い時間だった。 幽季はカワラザキの胸に抱きつき小さなあくびをする。 「明日は休みじゃからな、ゆっくりおやすみ」 カワラザキに背を撫でられ、幽季は今度こそ安らかな眠りの中へ落ちていった。 |