| 幽鬼はカワラザキに連れられてある部屋を訪れた。 「幽鬼、これが十傑集リーダーの混世魔王樊瑞じゃ。挨拶しなさい」 しかしそう言いながらカワラザキは樊瑞の前に幽鬼を押し出すと部屋を出ていってしまった。 「では樊瑞、後は頼んだぞ」 私服の樊瑞は腕を組んだまま幽鬼を見ている。 フードつきのマントを羽織った幽鬼は小さく震えながら前に進み出て、教えられたとおりの挨拶をした。 「い…淫乱奴隷の幽鬼…ですっ…ご指導…よろしくお願いします…っ」 「フム、よかろう、こちらへこい」 樊瑞がマントを引き剥がすと、両手を後ろ手に縛られた全裸の幽鬼が現れた。 すでになんらかの薬を施されているらしく、息が乱れ男根も勃起している。 「ワシの指導…か。ちゃんときれいにしてきたか？」 樊瑞の優しげな問いかけに、幽鬼はかすかにうなずいて答える。 「は、はい…ちゃんと…お、お浣腸で…」 「フム。しかし念には念をということもある。じいさまからはいろいろ預かっておるしな」 樊瑞は幽鬼の背中を軽く突き飛ばし、バランスを崩したところで床に這わせた。 預かったカバンを開け、中から細長いチューブのついたビニールのパックを取り出す。 「まだ慣れていないということだが…これくらいはいけるだろう」 チューブの先端を幽鬼の孔に差し入れ、パック軽く絞れば幽鬼の体内に冷たい薬液が流れ込んできた。 「あううっ！」 「500は初めてかな？まあゆっくり味わうがいい」 カワラザキからはまだ200ccくらいしか入れられたことがない。しかも半分程度ですら激しい腹痛に苦しむと いうのに…。 「も、もう…っ…ゆ、許して…っ」 「まだ半分も入っておらん」 樊瑞は冷たくそう言ってパックを押す手を緩めようとしない。 「い、痛い…っ。もうっ…もう、お浣腸、いやああ…っ」 「フム、ではどう言うのかな？」 「な、なんでも…なんでもご命令に従います…っ。だから…ああ、だからぁ！」 樊瑞がチューブを引き抜くと薬液がそのままあふれ出てきた。 「そのままでは腕がつらかろう。今ほどいてやろう」 両手の戒めは解かれたがすでに血の気はなく、感覚も失われている。 樊瑞は自分も脱ぐとベッドの端に腰かけた。 「まずはワシに奉仕してもらおうか」 「は…い」 幽鬼は樊瑞の足元に跪こうとしたが、ベッドの上に上げられた。 樊瑞の身体の横から咥え込むような形で頬張れば、樊瑞の太い指に孔を弄られる。 幽鬼は樊瑞に指で犯されながら、樊瑞の男根を舐め、吸い上げた。 「さすがにじいさまに仕込まれただけあって、口は巧みだな」 「あ、ありがとう…ございま…す」 樊瑞はやや乱暴に幽鬼の身体を押し返し、仰向けにして足を開かせた。 「ほぐれてはおるようだが、もう少し緩めておくか」 そうして同じカバンの中から2㎝ほどの珠が連なったディルドを取り出し、幽鬼の孔にするすると差し入れていった。 「あああっ！」 無意識に涙が浮かんでくる。 ディルドは樊瑞の手の動きひとつで、幽鬼の中をえぐった。 「やああ…っ…イ、イク…っ…イッちゃいます…っ！」 勃起した幽鬼の男根から精液が迸る。 ガクガクと身を震わせる幽鬼から樊瑞は乱暴にディルドを引き抜いた。 「フフ、満足したか…？」 そこでうなずいてはいけないのだと幽鬼は躾けられていた。 切ない目で樊瑞を見、自分で尻を押し開いてみせる。 「は、樊瑞さまの…樊瑞さまので…いじめて…ください…」 「フム、ワシが欲しいか」 先ほどのディルドとは比べ物にならない大きさの、樊瑞の男根が幽鬼の孔を押し広げ体内へ侵入してきた。 「あはあっ！」 樊瑞が腰を使って幽鬼の内部をこすり、えぐるたびに幽鬼は悩ましい声を上げて身悶えた。 「あんっ…あんっ…き、気持ちいいです…っ。もっと…もっといじめてください…っ！」 その幽鬼の顎を捉えて樊瑞は表情を見ようとする。 「昼間の無愛想な顔とは打って変わって愛らしい顔をしおって…これからもお前には指導が必要のようだな」 「あああ…樊瑞さまの…樊瑞さまの精液、いっぱい出してください…っ！」 眠ってしまった幽鬼の髪を樊瑞が撫でているとカワラザキが入ってきた。 「どうじゃったかな、樊瑞」 樊瑞は満足そうにうなずく。 「フフ、これからも指導が必要だと言ってやったが…次はだれのところへ連れていくのだ？」 カワラザキが笑って首を振った。 「いや、おぬしだけで十分じゃろ。これからもワシが留守のときにはときどき指導してやってくれ」 「わかった」 そんな密約があることを幽鬼はまだ知らない…。 |