| さっきから残月は幽季の顔色が悪いことを気にしている。 むろんそれは樊瑞も気づいていた。 「幽季くん、具合が悪いのなら帰っていいぞ。無理をしてはいかんからな」 顔を赤くして額に汗まで浮かべている幽季は、いまや小さく震え始めていた。 「風邪かな…帰って休んだほうがいいよ」 周囲の人間にまでそう言われ、幽季は小さく頭を下げると帰り支度をしてオフィスを出た。 だが玄関には向かわず、エレベーターでそのまま最上階にある重役室へ向かう。 ノックをして素早く室内へ滑り込んだ。 「うん？幽季か…」 「…じいさま」 幽季は小さく震えながらカワラザキの前に立ち、おずおずとスカートを捲り上げた。 「おね…お願い…これ、抜いてぇ」 下着をつけていない幽季の小さな孔からはヴヴヴとモーター音がかすかにしており、太腿にはそのスイッチが テープで止められている。 小さな孔からあふれ出た愛液はすでに太腿まで濡らしていた。 「もう…もうさっきから何回も…もしかしたら椅子も濡らしちゃったかも…おかしくなっちゃうっ」 書類に目を通していたカワラザキは眼鏡を外し、ニコニコと笑った。 「昨夜の罰じゃ」 昨夜、せっかく一緒にベッドに入りカワラザキはその気になっていたのに、仕事が忙しくて疲れていた幽季は そのまま眠ってしまったのだった。 そして罰として出勤前に玩具を入れられ、下着をつけることも許されないで出社したが、とうとう耐え切れなく なってこの部屋を訪れた。 「あ、ああ…言うこと聞くから…抜いてぇっ」 カワラザキは太腿のテープを外し、幽季の孔に入っていた玩具を抜き取った。 「あ…ああん…っ」 ほぼカワラザキと同じサイズの玩具がずるりと抜け出ると、幽季はその場に崩れ落ちた。 「幽季、窓に手をつきなさい」 幽季はのろのろと立ち上がり、言われたとおり綺麗に磨かれた窓枠に手をつく。 カワラザキはファスナーを下ろして自分の男根を取り出すと、幽季のスカートを捲り上げまだ濡れてヒクヒクと 蠢く孔に挿入した。 「あはあっ！」 「ほほう、ヌルヌルのくせに締め付けおるわ」 幽季を後ろから突き上げながら手を前に回しブラウスのボタンを外す。 フロントホックのブラを外して、華奢な身体の割に豊満な乳房を乱暴に揉みしだいた。 「最上階じゃが…どこから見られておらんとも限らんのう」 「やあ…ダメぇ…」 幽季は切ない吐息でガラスを曇らせる。 そのまま快感に酔っていたいのに、カワラザキは意地悪く男根を引き抜いてしまった。 「あ…いやっ…抜かないでぇ」 「何度もイッて、もういらんのではなかったかな？」 「や…あ…じいさまの…じいさまのがいいっ」 カワラザキは重役専用のゆったりとした椅子に腰掛け、男根を振って見せた。 「ほれ、こい」 幽季はなりふりかまわずカワラザキと向かい合うように男根にまたがり、物欲しげな孔に自分から挿入していく。 「ああっ…いいっ…いいのぉっ」 椅子の背もたれから幽季の細い足が突き出す。 自分から腰を振って男根を貪るたびに、頑丈なはずの椅子がギシギシと軋んで悲鳴を上げた。 カワラザキはしばらく幽季の表情を楽しんでいたが、机の上に置かれたままの玩具を思い出しそれを手にすると、 幽季の秘裂に沿わせて愛液を塗りつけ後ろの孔にあてがった。 窮屈な孔を広げられる感覚に幽季は目を見張り、首を振っていやいやをする。 「やっ…お尻は…お尻は堪忍してっ」 「ふふ、いつもは尻も苛めてくれと泣くじゃろうが」 「ああんっ！」 幽季が拒んでもカワラザキは玩具で後ろの孔を犯していく。 スイッチを入れれば幽季はカワラザキをキュウキュウと締めながら泣きわめいた。 「イッちゃうっ！お尻と○○○でイッちゃうっ！」 「うむ、ワシも振動が伝わってきていい感じじゃな…幽季、出すぞ」 「うん…うんっ」 幽季がカワラザキの膝から降りると、孔からゴポと卑猥な音がしてカワラザキの精がこぼれた。 ペーパーで太腿を拭いながら幽季はカワラザキを見上げる。 「もう戻らんと樊瑞が心配するじゃろ」 「…帰るの。具合が悪そうってみんなに言われたから…」 カワラザキはクスクス笑った。 「そうかそうか。では帰って…待っておれ」 きっと今夜も愛し合うことになるのだろうと思いながら、幽季はカワラザキの身体を少し案じていた。 |