| カワラザキの寝室をノックする。 パジャマには着替えていたがまだ眠っていなかったようで、ドアはすぐに開いた。 「どうした幽鬼？」 黙ったままで胸に顔を埋めると、カワラザキは軽く背中を叩いて部屋へ入るよう促した。 体重をかけてカワラザキごとベッドに押し倒す。 悪戯っぽい笑みを浮かべて口付ければ、カワラザキはすぐに察したようで幽鬼の服の裾から手を差し入れた。 「やれやれ、身体も洗わずここへきたか…シャワーを浴びてきなさい」 幽鬼は軽くうなずいて寝室の横にあるバスルームへ向かった。 身体より温い湯で香油と精液の汚れを流し去り、バスタオルを腰に巻いた格好でベッドに戻った。 もう一度カワラザキにしがみつき、その耳にささやく。 「熱…いんだ…」 「ああ、わかっておるよ」 ベッドに寝かせた幽鬼に口付け、乳首をきつくつねり上げた。 「ア…！」 わずかに顔をしかめる幽鬼のバスタオルを取り去り、男根を緩々と扱いた。 先ほどあれだけ放ったというのに、カワラザキの手で扱かれていると思うだけで男根はあっけなく勃ち上がる。 「ア…ア…」 幽鬼の表情を見ながらカワラザキはサイドテーブルの、鍵つきの引き出しを開けた。 小さく平べったい容器、和紙で作った紙縒り、そして…細い紐。 「自分で慰めておきながら、物足りんとワシを訪ねてくる…ちと、仕置きが要るようじゃな」 紙縒りを取り、幽鬼の男根の先端をつかみ、小さな孔を露にした。 「じい…さま…そこは…」 幽鬼の身体が小さく震えたのは怖れか、期待か。 ともかくカワラザキはその現れた小さな孔にためらいもなく紙縒りを差し入れた。 「ウアアッ！」 鋭い痛みに幽鬼は激しくのけぞり、ベッドの上でのたうった。 「ふむ、さすがにこれはお前でも痛いか…じゃがお前のことだ、すぐによくなろう」 そんなことを言いながらカワラザキはついついと紙縒りを深く差し込んでいく。 幽鬼は小さな悲鳴を上げて首を振り続けるが、それでもやめてくれという言葉はなかった。 カワラザキの言葉どおり、幽鬼の男根は紙縒りを差し込んだままで勃っており、先走りの液を吸い上げて 紙縒りが頭をたれた。 次に平べったい容器の蓋が開けられ、カワラザキは中に入っていた軟膏を指に取った。 それは香油よりももっと効果のある…媚薬。 軟膏を幽鬼の後ろの孔に塗り込めば、窮屈な肉はあっけなく広がって、先ほどの名残である香油をどろりと 吐き出した。 「なにを使った？」 「香油の…瓶を…」 媚薬はすぐに効き始め、幽鬼は紙縒りが入っている痛みも忘れて腰をくねらせてねだった。 「じいさま…早…く…」 「堪え性のないやつじゃな」 カワラザキは苦笑して幽鬼の枕を取り腰にあてがうと、自分の男根を指の代わりに挿入した。 「アアッ！」 指よりも、瓶よりも熱く大きな楔を体内に打ち込まれ、幽鬼は身を震わせて歓喜の声を上げる。 「ア…ア…イイ…ッ」 「相変わらず淫らな身体じゃな…女のようにワシに絡んで咥え込みおるわ」 カワラザキの男根が出入りするたび、肉がめくり上げられるような感覚に幽鬼は切ない息を吐いた。 幽鬼の男根に刺さった紙縒りは、すでに許容を超えて吸いきれない液がこぼれそうになっている。 カワラザキは手を伸ばし、残った細い紐を手にすると幽鬼の男根の根元を縛り上げた。 「ア…ンッ…」 「ワシより先には許さんぞ」 達したいのに紐のせいで放つことができない。 おまけに血流を止められて激しく脈打っていく。 「じい…さま…も、もう…」 解こうと思えば自分で解くこともできるのに、幽鬼はそれが自分に与えられた罰のように素直に従っていた。 「お…願いだ…もう…許し…て…」 「ふむ、明日に差し支えても困るか…」 カワラザキは紐を解き、一気に紙縒りを抜き去った。 ほとんど同時に赤いものの混じった精液が幽鬼の胸や腹を汚し、やや乱暴に引き抜かれたカワラザキの 男根から迸った精液が、その上に飛び散った。 涙を浮かべて呼吸を整えようとする幽鬼の頭を抱き、カワラザキが優しく口付ける。 「ワシはシャワーを浴びてくるが、このまま眠ってもかまわんからな」 幽鬼はあとを追おうとしたが痺れたような下半身をどうにもできず、泥のような眠りに陥っていった。 ツ ギ ハ イ ツ ？ |